2012年7月15日/関西オフ(奈良オフ) |
あをによし 寧楽(なら)の京師(みやこ)は 咲く花の 薫(にほ)ふがごとく 今盛りなり
『万葉集』巻3 328番歌
万葉歌人の小野老朝臣(おののおゆあそみ)に詠われた、『あをによし(青丹よし)』は、奈良の都の『枕詞(まくらことば)』としてとても有名ですが、そんな『あをによし』を枕詞にして(美しい『青』空の写真をスタートに...)、歌の内容の様に『満開の花の様に美しい奈良の都』での、初めてのオフのご報告をスタートいたしませう!!
事の発端は、先日開催された岐阜オフ。とても楽しかったこのオフに、カリブラで参加できなかった多くの関西メンバーから「関西オフをしたい!」という声があがりました。そこで、幹事のS水@京都さんが日程調整を行い、この日、奈良にて関西オフが開催される運びとなりました。ちなみに奈良県でPoint26のオフが開催されるのは今回が初めての事です。
さて、当初の天気予報では『雨』でしたが、どうしたことでしょう?! Point26が誇る『晴れ男』、『晴れ女』さんたちのパワーでしょうか…。梅雨を忘れてしまったような真夏の太陽が照りつける好天となりました。そんな三連休の真っ只中、N川さん夫妻、S水@京都さん、Markさん、○なーさん、MUSEさん、Michiさんが、集合場所となった奈良の平城宮跡に集結!
奈良に平城京が創建された頃は、都の中央を南北に走る大通り『朱雀大路』の北端に、平城宮があり、その東側には、大仏で有名なあの「東大寺」が建立され、西側には西大寺が建立されておりました。今日の集合場所は、そんな『朱雀大路』の北端、平城宮(内裏)の入り口にあった朱雀門(写真:上)や、大極殿が再建されている平城宮跡地。広~い敷地には、これまた広い駐車場が完備されています。こうして、再建された古都の建物をバックにカリブラたちを並べていると、タイムスリップしたかのようですね。
古都の歴史に想いをめぐらしているのもつかの間、無粋なメンバーたちはいきなり『いつものオフ会モード』全開で、早速物々交換やら、情報交換がスタートです。(少しは、『南都(710年)美しい平城京』に想いを馳せろや...。) まずは、先日行われた迎撃時に、スーツと靴をMUSEさんに預けて身軽になって京都に帰ったS水@京都さん。MUSEさんから、スーツと靴が綺麗に整えられて返却されました。また、○なー号のラゲッジルームからは、N川さんへテールランプが渡されたり、大きなダンボール箱が出てきたかと思ったら、何やらMarkさんと密談が開始されたり...。
Markさんも同じような大きなダンボール箱を持ち出して、それぞれが持ち寄ったブツを並べて比較計測。
偶々まで計測。そうです! もうおわかりですね、○なーさんが持参したのは、昔使っていた『純正ラジエター』(汚い方)。そしてMarkさんが持参したのは、最近、入手した大容量タイプの新品ラジエターなのです。どうやら、少し修正加工すれば、大容量タイプのラジエターが使えそうだということが判明した模様で、喜ぶマニアな二人♪ こんな感じで、オフ会では色々な事が行われていきます。これまでカリブラを維持していくのには、沢山の困難と挫折を繰り返してきた百戦錬磨なカリブラオーナー達は、殆どのパーツが生産終了している中で、あらゆる方法で、パーツを保管し、Point26メンバー間で、色々な情報やパーツ交換などが行われ、メンバー同士の信頼の元にお互いが助け合いながら、カリブラを維持しているのです。
『物々交換』も一段落したので、本日参加の各車両をご紹介しておきます。まずは、今日の空の色にも負けない美しい空色に輝くS水@京都号です。19インチホイールも決まっていますね。内装もブルーがアクセントとしてまとめらています。夜のイルミネーションも見逃せないのですよね。次の課題は、エンジンルーム内の電源系ケーブル老朽化対策ですね!
こちらは、シュタインメッツ仕様でシックにまとめられたMark号です。Mark号は、その佇まいからは想像できないですが、色々な『秘密兵器』が搭載されているカリブラです。ひとたびボンネットを開ければ、出てくる出てくるMarkさん珠玉のパーツが! ということで、是非、オフ会などでじっくりMarkさんが語る薀蓄を聞いてみてください。必見の価値ありのカリブラです!!
唯一、関東から参加の○なー号です。あと僅か数キロで走行40万キロ到達の、最長老のカリブラです。しかし40万キロも走行したとはと思えないほどの”いつまでも新車のような”アンチエイジングなカリブラです。(笑) それもそのはず、エンジンとボディ以外は、部品交換回数3~4回目という百戦錬磨な経験と、多くのパーツを自宅で保管している○なーさん。一度、汗と血と涙のカリブラ維持話しを聞いてみるのも参考になるかも?!(爆)
長く94カリブラターボ乗りだった前Point26副会長のMichiさんの、現在の愛車BMWのM3です。正式名称は『フェニックスイエロー』との事ですが、皆さん愛着を込めて「からし色」とか「マスタードイエロー」って呼んでいます♪ そんなマスタードイエローからマスタードイエローに今回オールペンしたとかで、やけにボディの輝きが違います! なんでも使用する塗料の色だけでなく、ブランドまで細かく指示を出しての、オールペンだったとか...。子育ての忙しい合間をぬって、M3にもちゃんと手をかけているのが良くわかります。(えらい!)
前回の岐阜オフではカリブラが入院中ということでMPVで参加されたN川さんは、今度こそ、カリブラで参加する!と思っていた矢先、急遽カリブラの再入院となり、今回もMPVで参加。今回の奈良オフでは、地元ということもあり、奈良観光ガイドや送迎と大活躍のMPVで、お陰で一日で奈良を満喫できましたね! MPVに7名乗車で乗り込んだメンバー達は、口々に「エアコンの効く日本車は最高だ♪」と言っておりました。(笑) しかし、このMPVは、警察に盗難車かと間違われるという無残なフロントパネルの様子。中身は高級オーディオが搭載なだけに頷けます。
さて、ランチタイムとなり、平城宮跡からMPVに7名乗車で、奈良では有名な『彩華ラーメン』へ。人気店なだけに、お昼時ともあって、多くのお客さんが席が空くのを順番待ちしておりました。
漸く奥のテーブルが空いて、順番待ちの間に予め決めておいたラーメンをオーダー。上の大きな写真は大人気のピリ辛の彩華ラーメン。小さな写真の真ん中のラーメンは、辛くない塩ラーメンです。カプサイシン好きなMUSEさんは、彩華ラーメンに、卓上にあった辛味噌を山盛り3杯も投入! 食べきれないからと、横にいたS水@京都さんにお裾分け。「げほっ、ごほっ!」お気の毒に激辛の被害者となったのは言うまでもありません。
満腹になった一行は、金魚すくいに挑戦です! 街中に小川が流れている『金魚の街』に相応しい風情の路を歩いて、TV番組でも有名な『こちくや』さんに到着。
この街では、『金魚すくい選手権』なるものがあり、金魚すくいは縁日の金魚すくいと侮れない立派な競技となっております。なので、このお店では、一般客が楽しめる金魚水槽と選手の練習用の水槽が別れているのです。(驚) ポイ(金魚すくい用の丸い紙の貼ってあるヤツです。)を大量に『大人買い』した○なーさんから、参加者それぞれにポイが渡されて、ボールにお水を入れて、皆さんいざ! 金魚すくいに参戦!!
正式なルールでは、水を入れたボールには触ってはいけないそうです。真剣な面持ちで泳いでいる金魚をすくいあげます。あえなく、ポイが破れても、粘る人、ひょいひょいとすくいあげる人、狙いをつけた金魚を粘りに粘る人、一匹もすくえない人、勝負!ともう一回もう一回と勝ちたがる人・・・皆、童心に返って金魚すくいを楽しんだ様子。
童心に返った次は、古代に帰ろうということで、古墳探検に。最近、発見されたばかりだという古墳ということで、流石は歴史が古い奈良は、こうした古墳や土器が至る所に存在しているとか。。。
雑木林の一角の洞穴に皆で入って行きます。真っ暗・・・川口探検隊のノリですね。(古)
洞穴の中は、玄室のような石造りの空間がありました。N川さん曰く「古墳に立ち入った皆さん、お払いをしてくださいね」と。祟られないように気をつけましょう!
さて、古墳見学を最後に、『子育てモード』に復帰する Michiさんとお別れした後、Markさんからのリクエストで、鉄道ジオラマカフェ『シルクロードの終着駅』へ。なんでお店の名前が『シルクロードの終着駅』かというと、奈良はシルクロードの東端の街と言われているからで、それを鉄道の終着駅に掛けてのネーミングの様です。(推測です…)
実は、かなりの鉄道オタクであることが判明したN川旦那さんとMarkさん。互いで、コレクションしているモノが違っているとそれぞれのオタクの方向性が違うと主張しておりましたね。傍から聞くと、あなたたちは、れっきとした『鉄ちゃん』・鉄道オタクです!<キッパリ>
このお店、大きな鉄道ジオラマを囲むようにカウンター席があり、テーブルには、追加料金で鉄道運転も可能♪ 行き交う鉄道模型を目線の高さで眺めていても飽きない鉄道オタクが多いからなのでしょうか、90分¥600のフリードリンクとなっております。外は猛暑の為、ここで鉄道を見ながら、クールダウン♪ 高齢で体内水分含有量の少ない(要は枯れてるって事?)○なーさんが、熱中症対策にフリードリンクを4杯もガブ飲みしている最中、オタクなN川さんとMarkさんは、鉄道話しで更にヒートアップ!!
陽が少し傾いた16時過ぎから、東大寺に行こうと計画したのが正解でしたね♪ 若干、じゃっか~ん、気温が少しだけおさまった頃に世界遺産である東大寺に到着。鹿たちを横目に見ながら山門を抜けます。
16時過ぎだというのに、とても暑いので、鹿も居たたまれなくなったのか、木陰でぐったりとしておりました。(笑)
威風堂々した大仏殿が見えて参りました。芝生の緑と、青空と白い雲。写真撮影には最高のロケーションです♪
大仏殿に入り、大きな大きな大仏像を見上げてます。その大きさと、風格に圧倒されますね。さて、『世界遺産』の歴史と風格に圧倒されて、時の経つのも忘れてしまいそうですが、カリブラを停めた、平城宮跡の駐車場が17:30閉門との事で、慌てて戻ります!!
奈良市内の夕方の渋滞に阻まれて、平城宮跡の駐車場に戻ってきました。しかし、既に17:35...! カリブラの待つ平城宮跡は閉門され、3台のカリブラだけが、広い駐車場にポツネンと取り残されておりました。人影の無くなった、静かな朱雀門(写真:左上)を眺めてカリブラの元へ。。。
朱雀門をバックに3台のカリブラの集合写真です!(駐車場のおじさん、遅くなってゴメンナサイ!>反省)
優しい駐車場のおじさん達の対応で、無事に平城宮跡を後にして、「ちょっと、ティーブレイクしたい。」というメンバーのリクエストに、地元のN川が素早く対応してくれて、近くの『COCO'S 都跡店』へ向かいます。
4台分の駐車スペースが偶然確保できて、念願のティーブレイクです。皆さんよほど暑かったのか、全員が、かき氷やミニフラッペで火照った体をクールダウン。(写真:右上は古都らしく『梅のフラッペ』)
体はクールダウンしても、カリブラ談義はここでもヒートアップ! カリブラのことにかけては、それぞれがマニアックの兵ばかりなので、色々な濃い話しが出てくる出てくる。。。Markさんのドラえもんのポケット(持参のバック)からは、海外から手に入れたという様々な秘密兵器が出てくる出てくる。。。 「これ何だか判りますか?」(写真:上中)とクロームメッキに輝く丸いモノを取り出せば、すかさず○なーさんが、「クランクシャフト・プーリー!」と答える...。(君達、その知識をもっと違う事に役立てなさい!>笑) そんな話題の中で、それぞれが、思ったカリブラマニアックな人は誰か?という話しになりました。傍から聞けばPoint26メンバーそれぞれが、方向性が違うけれど、立派なマニアといえるでしょう!<キッパリ> ということで、話題も尽きないマニアックなメンバーですが、ここの駐車場で解散(写真:左上)となりました。
参加された皆様、暑い中、お疲れ様でした! 幹事のS水@京都さんや、地元のN川さんご夫妻のおかげで、沢山の楽しい思い出が出来ました。次回は「とうもろこしオフで会いましょう」を合言葉に、それまで暑い日が続きますので、どうぞカリブラを大切に...。(・_・)/””
2012/7/12012/7/29 | 2012年オフ概要 |
オペルカリブラのオーナーズクラブ「Point26」のオフラインミーティングの年ごとの概要リポートです。 ※記載内容(写真、文章等)で不都合のある場合は修正致します。 お気軽にご連絡ください。m(__)m |
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