天井の後方が下がってくる (16V、ターボ共通) |
■症状1:
天井材の内張りパネルの後方が下がって落ちてきます。前兆として、走行中の振動でカタカタとか
バタバタとかいった異音が天井の後方から発生します。
■原因:
天井材の後方部で天井材を天井に留めている金具が外れるためにこの症状となります。
この金具は天井材に接着剤で貼り付けられているので、この接着部分が経年変化で剥がれてしまう
事によりおきるものです。
■対策:
一度、天井材をカリブラから外して、剥がれた金具を再度接着しなおせば、直ります。
接着作業そのものはたいした手間ではありませんが、天井材を外すのがとても大変な作業ですのし、
接着剤が硬化するまでの間はもとにもどせないので、それなりの作業時間がかかります。
■症状2:
症状1ととてもよく似ていますが、天井材とそれを留めている金具が剥がれるのではなく、天井材その
ものの表面の生地のみが剥がれて落ちて来ます。
一般的には、天井材の最後部から剥がれて落ちて来ますが、ドアの内張りの様に中心部から水疱の様
に垂れ下がってくる場合もあります。こちらは、症状1と違って天井材そのものはしっかりとしてますの
で、異音は発生しませんし、表面の生地だけが剥がれてきますので、触ればすぐに判別できます。
■原因:
天井材は薄い石膏ボードの様な素材にクッション材となる薄いウレタン、さらに表面の布地の3枚を
貼り合わせた構造になっています。経年変化でウレタン部分がボロボロになって、表面の生地だけが
剥がれ落ちて発生します。一説によると、サンルーフ等から浸入した水分によってウレタンの劣化が起き
るとの説もあり、日ごろメンテナンス次第では発生時期を遅らせることが出来るかもしれません。
■対策:
これも一度天井材をカリブラから外して、剥がれた生地を再度接着しなおすか(素人には綺麗に仕上
るのは無理かも…)、天井材そのものを交換するしかありません。
ちなみに天井材はけっこう大きいので、カリブラのトランクにはとても入りませんので、部品だけを入手し
て自分で交換する際は、天井材の運搬には工夫が必要です。
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