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リアシートの両サイドの内張りをはずすには、まず、リアシートの座面を外します。
まずは、作業の全体をご理解いただく為に、外した状態の写真を最初にお見せします。上の写真の「赤丸」のところのヒモを手前に引っ張ることでリアシートの座面をくわえ込んでる「黄色丸」の部分のツメが外れる構造になっています。
上の写真(左)の様に、リアシートの座面の前にあるヒモに指をかけてカリブラの進行方向に引っ張ります。長期間座面を外さなかった車は、けっこう力がいる場合もありますが、普通は「ガキン」という音がして、リアシートの座面の前側が2~3cm浮きますので、こうなればツメは無事に外れています♪ 外れたことは目では確認できませんが、座面の前の方を下からかるく持ち上げて5cm以上浮き上がる様ならOKです。(写真右の右手の様に!) 当然ですが、左右2箇所ありますので、反対側も同じ要領でツメを外します。
左右のツメが外れたら、あとは座面の前の方を少し上げながら座面全体を前方に引き出します。この時シートベルトのアンカー部分(左右2箇所)を座面の穴から抜いておきましょう。(写真右の左手)
あとは、外れた座面をドアから外に出せば作業は終了です。参考までにツメがかみこんでいるのは、座面裏側の「黄色の丸」の部分(写真右)です。太めの針金をくわえ込む様にしてロックしています。
リアシートの座面が外れたら、今度はフロントドアの下側のサイド者ルを外します。上の写真の様にネジが見えますのでドライバーで外していきます。
上の写真(左)では、ネジの場所を「赤丸」で示してあります。写真では3箇所しか写っていませんが、全部で片側7箇所ありますので、全て外してください。ネジとシートの間隔が狭いので、シートを前後にスライドしたり、写真(右)の様に短いドライバーを使うと作業が楽です。
ネジを全て外したら、シートベルトのアンカーに注意しながら、サイドシェルを外します。
これで、いよいよ本命のリアの内張りを外す準備が出来ましたが、その前にもう一つ大切な作業があります。リアシートの座面をロックしていたツメの部分(写真左)に綺麗なウェスやハンカチ等を載せます。
そうしてから、リアシートの背もたれを倒します。(写真↑) これをしないと、背もたれがツメに当って、そこの部分が変形してしまいます。特に本革仕様車は、たちまち跡が付いてしまいますので、気をつけましょう!!
ここで、上の写真(左と右)の「赤丸」のところにあるネジを外します。リアの内張りはこのネジ1本とこの後に外すクリップだけでとまっています。
シートベルトの出てくる部分に手をかけて、手前に引きます。そうすると内張りのクリップが外れて、写真(右)の様に内張りが外れます。
車外に運び出された内張りです。これで、まずは一息♪
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