センターコンソール、シフトレバー廻りの外し方 |
シフトレバー周辺を外すには、まず、その後部のサイドブレーキ周辺のコンソールを外す必要があります。
まずは、最後部のポケットの底に敷かれているゴムのベースを外します。小さいマイナスドライバー等で端を摘み上げれば簡単にはずれます。要するに底に載せてあるだけなので!!
外したゴムの中敷は写真(左)の様にネジ置きとして活用すると便利です。さて、ゴムの中敷きを取ったら写真(右)の様に「赤丸」部分に穴が2つ見えて来ます。この穴の奥にネジがありますので、それを左右ともに外します。
次は、コンソール前方の写真(左)の蓋の部分を外します。この部品は上からはめ込んであるだけなので、写真(右)の様にサイドブレーキブーツとの境目あたりに指をかけて、上向きに引き上げるとツメが外れて、簡単に取り外せます。
写真(上)が外れた状態です。ここでの作業は以下の3つです。
(1) サイドブレーキブーツ手前のネジ(赤丸)を外して、サイドブレーキブーツを外す。
(2) 黄色い枠の部分にあるステンレスのレバーを持ち上げて緑枠のコネクターを外す。
(3) 最後に最前部のネジ(赤丸)を外す。
では、以下にそれぞれ詳細に説明していきます。
まずは、(1)の作業です。上の写真(左)の様に、サイドブレーキブーツの前端を留めているネジを外します。ネジが外れたら、写真(右)の様に前側を少し持ち上げながら、写真の赤矢印の様に前方に1cmぐらいスライドさせます。これで、ブーツのロックが外れます。やってみれば「感触」で外れた雰囲気がよく判ると思います。
ロックが外れたら上の写真の様にブーツを裏返してレバーにかけておきます。こうする事で後の作業でブーツの表面を傷つけるのを防ぐ事と、コンソールを外す作業を楽にするためです。なお、ブーツの枠は細い樹脂で出来ていますので、手荒に扱うと割れてしまいますので、要注意です!!
続いて(2)の作業。写真(左)のステンレスのレバーの前端を軽く持ち上げます。実際は時計回りに少し回転する様に動いて、金具の後ろの樹脂コネクター部分が外れます。この時、コネクター各部の勘合状態をよく見ておいて下さい。取り付けの際に間違わない様充分に気を付けておいてください。ここでは、コネクター部分はステンレスの部品を動かしたことで、軽く外れた程度でOKです。実際に外す(自然に外れる!)のはコンソール全体を外すときです。
最後は(3)の作業です。写真ではネジの部分がうまく写っていませんが、赤丸の部分にあるネジを外します。作業自体は簡単ですが、外したネジを落としてしまうと、コネクター部分に剥き出しの配線があったり、シフトレバー方向に落とすと、取り出しが極めて困難になりますので、細心の注意が必要です!!
(3)のネジが外れたら、コンソール全体を後方から持ち上げていきます。この時、(2)のコネクターは自然に外れるはずです。また、ちょっと大変なのが、サイドブレーキブーツをコンソールの穴を通して外すときです。レバー全体を車両に右側方向に傾けながら外すとやりやすいと思います。
後は、外れたコンソール本体を車外に取り出すだけです♪
これ(写真上)が、外した後の様子です。黄色い布に包れた太い配線と、その配線が入り込んでる(写真右端の)黒い箱は、緊急時にシートベルトを引き込む為の装置です。むやみに外したり触ったりしない様にしましょう!!
さて次はいよいよシフトレバー周辺のコンソールを外します。手始めに、写真(上)の緑の矢印の部分にあるゴムの中敷きを取り出します。これは、単に載せてあるだけなので、簡単に外れます。その後は写真(上)の赤矢印の方向に灰皿廻りのユニットを手前に引き出します。慣れないうちは、灰皿部分だけを先に取り出しておくと良いかもしれません。
灰皿のユニットは奥の方の左右2箇所のツメで留まっているだけですから、コツさえつかめば簡単にはずれます。この時一気に取り出さずに、装着時の位置関係をしっかり覚えておきましょう!!!(重要)
位置関係を覚えたら、写真(上)の様に灰皿ユニットを手前に引き出しますが、裏側にシガーライターンのコネクターが付いていますので、あまり手前までは引き出せません。手を回し込んで、コネクターを外します。
コネクターは写真(右)の様に、シガーライターの電源用として2極のものと、照明用の電源として1極のものの、合計2つありますので、両方とも外します。
灰皿ユニットを外して、奥を覗き込むと、写真(上)の赤丸の所にネジが2箇所見えます。この2箇所のネジを外します。
さて、ここで大きな「運命の分かれ道」があなたを待っています!! それは上の写真を良く見てください。ネジの部分は奥側から、ダッシュボード本体、オーディオ廻りのコンソールパネル、そして一番手前側にシフトレバー廻りのコンソール、の順で重なっているのが普通です。つまりネジを外せば、シフトレバー廻りのコンソールが外せます!! しかし、中には、この重ね合わせの順番が逆で、一番手前にオーディオ廻りのコンソールがあって、その奥にシフトレバー廻りのコンソールがある車両があります。理由は不明ですが、市場にあるカリブラは、ここの重なり方が上記の様に2種類存在しています。大変申し訳ありませんが、オーディオ廻りのパネルが手前側にあった車両の方は、ここで、一度作業を中断して、「オーディオ廻りのパネルの外し方」を参考に、先にオーディオ廻りのパネルを外してください。m(__)m
さて次は、フロントシートの足元にある写真(左)の赤丸部分の2箇所のネジを外します。このネジは運転席側、助手席側と、それぞれ同じように2箇所づつありますので、合計4個のネジを外します。この4本と前記の2本の計6本で全てのネジが外れました。ここで、ターボの方はシフトブーツの裾の部分を外しておきましょう。この部分はツメではまっているだけですので、シフトブーツとコンソールの付け根部分を少し内側に押しながら引き上げてやれば、シフトブーツの裾の部分がコンソールから簡単にはずれます。(シフトレバーや、シフトブーツの上の部分は何もしなくてOKですからね!!)
最後に外した2本のネジの部分を左右両側に少し広げる様にしながらコンソール全体を写真(右)の様に後方に少し!ずらします。この時、シフトノブの位置が後方に来る様なシフトポジションにしておくと作業が楽です。
最後に、オーディオ廻りのパネルの下をうまく潜らせて、なおかつ手前側にあるサイドブレーキのレバーとの干渉に手を焼きながらも、うまくコンソールを外せれば終了です。(笑)
おっとターボの方はこれにプラスして上の写真の様にシフトブーツの前方から外して、コンソールの穴にくぐらせないと外れません。頑張って♪
お疲れ様でした。これで無事終了です。
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オペルカリブラの各部の取り外しの解説です。自作派の方や、ちょっと部品を交換したい時に、是非ご活用ください。 ※なお、脱着等に際して生じた損害等については当ホームページでは一切その責務を負いません。あくまでも自己責任にてお願い致します。 |
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